日本磨き合い通心3月号「戦うべき汚れは3種類」

東京の3月は春到来、と言っても悩ましい花粉が都会に来ると益々元気になりマスクはまだまだ活躍するのかと思うと…。

 さて、本題「戦うべき汚れは3種類」なので、「洗剤は5種類」でOKということでまとめてみました。

(一般家庭の場合)

洗剤の性質を知り必要なものだけあれば良い。

場所別で選ばないことです。

汚れの3種類

1.生き物汚れ

かび・ぬめりなど

2.油汚れ(酸性の汚れ)

ガステーブル・手あかなど

3.水アカ汚れ(アルカリ性の汚れ)

便器の黄ばみ・シンクのくすみなど

洗剤5種類(+1)

1.塩素系漂白剤

殺菌効果が高い・基本他の洗剤と混ぜない

2.酸素系漂白剤

汎用性が高い・粉末アルカリ

3.アルカリ性洗剤

アルカリと書いてないものがあるので成分表を見て

4.クレンザー

界面活性剤の入ったもの

5.酸性洗剤

トイレ用に多いが成分表を見て

+1.中性洗剤―軽い油汚れ・普段使い

使い方

1.生き物汚れ

しつこいカビ汚れ―塩素系漂白剤と湿布

ぬめりと皮脂汚れ―酸素系漂白剤を

40~50℃のお湯に溶かす。

(1Lに8~10g)

2.油汚れ―酸素系漂白剤・アルカリ性洗剤・クレンザー

固まった油汚れ(五徳など)―酸素系漂白剤を上記同様にして重ねたビニール袋に1~2時間付けおく(発泡スチロール箱や段ボール箱で保温)

つけおき出来ない油汚れ・手あか―アルカリ性洗剤(濃度の調整をする)を吹き付け・クレンザー使用、最後は

水拭きをして乾拭き

3.水アカ汚れ―酸性・クレンザー

陶器の器に酸性洗剤を入れてキッチンペーパーを浸して湿布

5分過ぎてこする(クレンザー併用可)

汚れの落とし方が限られているので間違えると落ちなくなる

ステンレスは塩酸に焼けるので注意が必要、水でよく流して乾拭き

アルカリ性洗剤は容器ごと湯せんをすると効果があがる。

焦げやサビはクレンザーですが、ラップをきつく丸めて「ラップたわし」と一緒に使うと良い。

傷付きやすいものはダメです。

(茂木和哉氏)

洗剤は成分表示をよく見ると場所は関係がないことがわかります。

使用する道具との相性や使い方もありますが、「戦うべきは3種類」です。

ナチュラルクリーニングをされる方には、別の機会に!