日本磨き合い通心1月号「環境問題」

あけましておめでとうございます。
正月はそれぞれゆっくりされましたでしょうか。

もう日常に戻り、年間のスケジュールを眺めながら、今日明日の段取りで頭を抱えている頃ではないでしょうか。


ところで、弊社は今年も「エコマークの取得」を目標として、日常に振り回されながら目指します。


そして、私たちの業界が少しでも環境問題を意識した行動や合理化に向けた活動を続けていきたいと思っています。


環境問題は、どうしても暗くなりがちな話題が多くなりますが、そんな中で明るい話題もあります。


1.若者のリーダーシップ


世界中の若者が環境問題に積極的に取り組んでいることです。


日本でも高校生や大学生が地域の環境問題を解決するプロジェクトを立ち上げたり、古民家再生に取り組んだりしています。

若者の方が環境問題を敏感に捉えていると感じます。


2.再生可能エネルギーの拡大

太陽光や風力発電等のコストが劇的に下がり主要なエネルギー源になりつつあります。


デンマークでは風力発電が国内需要の50%を超える日もあると聞きました。


(太陽光では使用済み廃棄の問題、風力発電では低周波振動などの問題はあります。日本ではまた原発を推進するという・・・)


3.プラスチックの削減


レジ袋の有料化から代替素材を使っての製品開発が進んでいます。

欧州では使いすてプラスチックは禁止しています。

4.循環型経済の推進

ゼロエミッションと呼ばれ、自治体や企業が廃棄物ゼロを目指して、様々な取り組みをして新たな雇用を生んでいます。
(ゼロエミッションとは経済活動からの廃棄物や温室効果ガスをゼロにするという理念で、経済活動と環境保全と言う相反するものを調和させることで、廃棄物を資源として捉え、新たな価値創造を目指すものです)


5.自然の回復


里山の保全活動や日本の伝統的な自然共生型の生活を取り戻す活動や瀬戸内海における藻場再生プロジェクトや自然農業、有機農業など持続可能な農業技術が進化してきました。

(自然再生では絶滅動物の個体数を増やした事例でアジアの虎やアフリカのサイなど)


日本では長良川や琵琶湖など生態系の回復が進んでいる地域があり、

特に琵琶湖での活動は良い事例になります。


私たち、清掃業は全ての分野にまたがり経済循環そして生命循環を維持する重要な役割を担っているものと思います。


故に、私達は環境問題をより意識した活動が求められるのではないでしょうか。 


今年も宜しくお願いします。


カーボンニュートラルと

ゼロエミッションの違い


カーボンニュートラル


人間活動によるCO2排出量と吸収する量を均衡させる考え方で森林再生や再生可能エネルギーの普及を目指し、排出権の取引やCO2吸収証明書といった経済的な側面が重視されます。

それは新たなビジネスチャンスを創出します。

ゼロエミッション


人間活動から排出される廃棄物や温室効果ガスを0にする試みを指します。

産業レベルでの究極的なエコロジー化や個人レベルでのライフスタイルの見直しを求めます。


ゼロエミッションは、絶対量を0にしようとするのに対し、カーボンニュートラルは相対的なバランスを重視します。