日本磨き合い通心10月号の内容

今年もあと3ヶ月!

来年のことを気にしながら、日々目の前の現場をこなしていることと思います。

そんな中、息抜き雑談のネタになれば幸いです。(ご存知の方も多いと思いますが改めて)

 私は、「清掃」と「掃除」は近い意味ですが、違う使い方をしています。

「清掃」は、整理整頓、ごみ回収等々、もちろん掃除も入ります。

広辞苑ですと「掃除」より徹底的にきれいにすることのようです。

しかし、私は業態を表す言葉としてや広範囲な場合として使っています。

「掃除」は、掃いたり拭いたりの具体的作業を指していますが、広辞苑では薬剤を使う場合は「清掃」に入るようです。

私は薬剤を使う場合にも具体的な汚れを除去する作業なので「掃除」にいれています。

皆さんはどうお使いでしょうか。

「清」「掃」「除」白川静先生の常用字解(平凡社)より

「清」

水がすむ。すみとおる。人の性質できよらか、きよめる。

「掃」

帚(そう)は木の先端に枝葉などをつけて(木の先端を裂く)箒(ほうき)の形をしたもので、これに香りをつけた酒をふりかけ祖先の霊を祭る廟(みたまや)の中を祓い清めるのに使われ、帚(そう)を手に持って廟の中を祓い清めることを「掃」(そう)といい、「祓い清める。はらう」の意味となる。

「除」

阝 (こざとへん)は神が天に昇り降りするときに使う神の梯で、その前の地に大きな針(余)を突き刺して邪気を払い清めることを「除」(じょ)という。

合わせて「掃除」(そうじょ)といい、祓い清めることだそうです。

凄いことですね。

少し前までは、丁稚さんや女将さんが玄関先を朝一に掃除をして、神様を迎え入れたのでしょうか。(貧乏神はお断りしたいですね。。。)

掃除に臨む姿勢が問われると同時に、人間性も磨かれる仕事を私たちはしているわけで感謝です。

「神様!仏様!ご先祖様!」と、手を合わせてから仕事をしましょうか。