日本磨き合い通心12月号「環境にやさしい掃除方法」
2023年も最後の月になりました。
毎年そうですが皆さんも忘年会を数件断りながら忙しくされている事と思います。
先月は、(株)グンビルの清掃業専門汚水処理施設のご見学をいただきありがとうございました。
この場をお借りして御礼を申し上げます。
さて、汚水処理についてたびたび投稿させていただいておりますが、今回は環境に優しい掃除方法を考えてみました。
1.エコフレンドリーな液剤を使用する
重曹と酢の活用。台所や浴室などほとんどの汚れに対しては活用できるかと思います。
レモンとオリーブオイルを使って木の家具用液剤になります。
レモン汁とオリーブオイルを混ぜ合わせて家具を拭くときれいになります。
生分解性の高い液剤の使用。
2.再利用できる掃除道具の活用
マイクロファイバークロスや狭い場所は充電式掃除機の導入など。
3.リサイクル・リユースの促進
掃除で発生する廃棄物空き缶、容器等を積極的に使う。
4.トレーニングと教育
スタッフに対してエコフレンドリーな掃除方法に関する重要性や、それに関するトレーニングを行う。
スタッフが環境に対して意識を高めて実践できるようにする。
5.自社の環境への配慮を顧客に伝え
るなど
掃除事業者が環境に対して貢献することは、同時にサステナビリティを実現する手段です。
環境への配慮は、顧客や社会からの支持を集め、企業イメージ向上にもつながるでしょう。
掃除業者は汚水問題を知り、環境に影響与えているという事について、法的な基準を守ることも重要になると思います。
汚水の排出を適切な排水システムや排水処理施設に排出するだけでなく、汚水の再利用により水の節約につなげる事も出来ます。
法令ではビルクリーニングについて法規制があります。しかし、ハウスクリーニングにはありません。
ここが最大の問題だと思います。
最近はハウスクリーニングの業者が非常に増えました。
しかし、小零細が多いと言うことで、ほとんど考慮されていません。
実際に汚水を持ち帰るのは難しいということがあります。
しかし、化学物質をできるだけ減らすことや、重曹や酵素などエコフレンドリーな液剤は多々あります。
こうしたものを使うようにすれば、かなりの率で環境への配慮はできるものと思います。
その環境に配慮したクリーニングを「循環型クリーニング」と名付け確立を目指していきたいと考えております。
皆さんにもどうしたらそれができるのか、こうした方が良いなど様々な考えや実践した事例などを報告願いたいと思っております。
よろしくお願いいたします。
似ていますが、違うので調べました。
サステナブル
「持続可能な」地球環境、人、利益を尊重して、未来につなげるための行動や考え方
エシカル
「倫理的」個々人の良識で各自が地球全体にとって何がよくて、何が悪いのかを良識を持って判断し、行動する。
エコフレンドリー
「環境にやさしい」地球環境に悪影響を与えないことや悪影響を与えないように責任を持った行動や考え方。