日本磨き合い通心8月号「しじみ汁が食べられなくなる?・汚水処理」
今年の夏も暑くて長い。
体調を崩していませんか?
夏はしじみ汁がおいしいですよね。
しじみと言えば宍道湖。
ところが宍道湖での漁獲高が近年減っているそうです。
原因は「ネオニコチノイド系殺虫剤」と言われる農薬だそうです。
この殺虫剤は水溶性のため、水田から水に溶けて、河川や沼湖に影響を与えています。
そのためにプランクトンが死んで、それを食べる貝(しじみ)も減ってしまうわけです。そして、ワカサギやウナギもほとんど取れなくなったと聞きました。
しじみの味噌汁ならあさりは?となりますね。
昨年2月に某県で
「アサリの擬装問題」がありましたね。
擬装は良くないですが、本質ではなく、アサリが育たなくなった水質を問題視すべきであると思いました。
海に汚れた水が流れ込むことによって、アサリの生育環境が悪化して育たなくなってしまったのがそもそもの原因だと思います。
生態系を維持する環境が壊れているという本質的問題を放置して、対策を講じてこなかったのが根本的原因ではないかと思うのです。
かって、琵琶湖が生活排水による環境汚染が広がり、大変な社会問題になりました。
しかし、その後合成洗剤を石鹸に切り替えたりするなどの努力を地域が一体となり対策を講じて水質を回復させた事は有名な話です。
私たち清掃業者も常に環境問題に目を配りながら使用する液剤や使用法を考えたいものです。
使用する液剤はどのようにすれば環境負荷を抑えることができるのか、目の前の汚れは落ちても、洗剤・汚水などによって、次を汚さない取り組みに焦点を当てたいと考えます。
先日、エアコン、厨房、レンジフードからの汚水や剥離の汚水等260リットルほどを、清掃業者専門の汚水処理施設を持つ群馬県伊勢崎市のグンビルまで届けてきました。
都内にも・・・
最近、小型の汚水処理機が完成したそうです。
メンテナンスが必要なことからレンタルを考えていると話していました。
費用対効果の問題もあり難しいかもしれませんが、一考の価値はあると思いました。
皆さんもどうでしょうか?