日本磨き合い通心5月号「普通じゃない掃除屋になる」
私がこの業界に入ったのが、2002年4月。
その前の1年ほどアルバイトだったので、今年で25年になる。
今は明確にハウスクリーニング、ビルメンテナンスと別れているのを知っているが、
当時はそんな知識もないから、両方を当たり前にやることが掃除屋さんだと、それが普通だと思っていました。
はじめは、従来通り必ずゴム手袋着用。
アルカリ高めの洗浄剤を使い、擦り洗い。
冬は決まって手が荒れ、皮がむけ、赤切れになり、ハンドクリームを塗る。
「強い洗剤で早く落とす」
それが当たり前で、業界では普通だと思っていました。
変化は突然訪れます。
2006年、柴田が半透明のペットボトルに入った謎の液体を私に渡し、言いました。
「今日から手袋要らないから」
???????????????????
頭の中はこんな感じです。
今まで常識だと思って理解してきたことと、真逆の指示。
戸惑わないわけがありません。
しかも、御法度である、『他の液剤と混ぜる』と言うではありませんか!
清掃を始めて4、5年で教えてもらったものがひっくり返る瞬間でした。
いくら安全といわれても、なかなか手袋は外せませんでした。
その半透明の液体こそ
『スタイリッシュグリーン』です。
ここから弊社は安全・安心のクリーニングへシフトしていきます。
使い方の研究の日々です。
5年後の2011年に「エコ清掃」として清掃方法を確立。
もちろん、手袋をすることはなくなりました。
この間、たくさんのことを学びました。
・従来のクリーニングの問題点。
・建材のこと。
・美装と原状回復とビルのクリーニングの違い
2017年「環の杜」をつくり啓蒙活動を開始。
ナチュラルクリーニングを勉強。
2020年には、触媒コーティングをする会社として「株式会社球掃」を設立。
触媒についての勉強も開始
現在も継続中。
他にも産廃のこと、3R、環境問題、
さまざまな一見、清掃とは関係ないと思われるものも学びました。
そして2024年
シバタ環境と株式会社球掃を統合
シバタ環境は廃業。
10月末、私が代表取締役に。
皆様は会報の10月辺りからの柴田の投稿を読んでいただけると、お分かりいただけると思いますが、「エコ清掃」の次の形を模索しています。
最新技術との融合、清掃そのものの、考え方。哲学、思想。
入社して5年が過ぎたころ、柴田から言われた言葉を思い出します。
「普通の掃除屋でよければもうなれるよ。でも、普通のじゃない掃除屋になりたかったら、もうちょっとがんばって。」
すみません、柴田さん。
なんだかんだ私25年やってます。
もう十分普通じゃない掃除屋です。
