日本磨き合い通心9月号「私なりに清掃業とAIについて考察してみた」

昨年の9月。環の杜で柴田が行ったセミナー。

「掃除の扉を開く」


内容は世界各国の掃除の捉え方や、AI・最新技術による最先端の清掃事情など
非常に大きなスケールで「掃除」を語っていました。

2025年8月の会報にも柴田が清掃業の技術と最新技術の融合についての記事を投稿しています。

AIの導入によってこの業界はどう変わるのでしょうか?
少し考えてみました。
 

昨年のビルメンフェアでは、
IoTセンサーを用いてトイレの臭気、使用頻度などをデータ化し、
適切なタイミングで清掃に入る。
無駄な巡回清掃を省く。

そんなシステムの展示が実際ありました。


考えてみたら、人感センサーの水栓も節水の考えからですよね。
一見すると人手不足対策に見えますが、これは単なる効率化や自動化に留まらず作業員の役割の変化を生み出します。

従来は作業員の手作業による清掃スキルが主軸でした。
経験と熟練度に大きく依存していました。

AI導入による変化は作業員主体の経験と勘の現場ではなく、
データ活用と高度な管理による新しい形態を生み出します。

ビルメンフェアに行かれた方はご覧になったかと思いますが、
多くのお掃除ロボットが展示され、実際に導入されています。

単純な作業はどんどんロボットが行っています。
定型化された反復作業は、AI・ロボットに代替されてしまうでしょう。

一方で人しかできない事も当然あります。

「汚れの状況判断」
「素材に応じた洗剤選択」
など。


加えて、説明力、コミュニケーション、信頼構築、
これらも職人の技術力に含まれるようになるでしょう。

技術、知識、現場判断、顧客対応などのスキルです。

AI・DXなどの導入によって
「労働集約型である清掃業界は人手に依存しており、現在慢性的な人手不足、高齢化が進行しています」


「新規採用は困難で、ベテラン離職時の現場維持は難しい」

これらの課題の緩和も期待できます。
業務の効率化を図ることによって、人は付加価値業務に集中することができます。

これには人とAIの役割分担を明確化する必要があります。

業界としても転換期なのかもしれません。
知識の共有や新人教育、研修の在り方など。


従来のやり方ではなく、このあたりにAIを上手く利用出来ないだろうか。と、私なりに考えてみました。

皆さんはどう考えますか?




「日本磨き合い通心」とは
『日本を磨く会』が会員様向け(主に清掃業者様向け)に毎月発行している会報です。

弊社では、毎月原稿を協力しております。

ご興味のある方は、日本を磨く会HPをご覧下さい。